未来の選択を

 昨日から今日にかけて、帯広市民ホールで毎年恒例の「酪農技術セミナー2014」が開催されました。

乳牛の栄養、繁殖、経営などの専門家による最新情報を聞くことができるので毎年参加しています。

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酪農経営者による事例報告もあります。

写真の方は、1994年に新規就農された方の発表で草地管理など、大変興味深い内容でした。

バンカーサイロからの廃汁も浄化する環境への配慮ぶりにも感心しました。

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5日のセミナー後には懇親会も開催され、酪農家のみならず飼料会社、コンサルタントなど様々な業種の方と交流できました。

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帯広の大学時代の友人とも再会でき、居酒屋で乾杯しました。

ちなみにここは「弁慶」という居酒屋で、学生時代にアルバイトしていた場所です。

おでんがおいしいです。

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2日目には、アルタジャパンによる乳牛のゲノム解析の講演がありこちらも興味深い内容でした。
(内容は後日追記します)

セミナーが終わって帰ろうとすると、大学の別の友人に声をかけられました。

彼は現在獣医師として勤めている北海道のnosai(家畜共済組合)を退職し、開業すると伝えられました。

実は懇親会には、大学時代の先輩も来ていたのですが、彼女も会社を退職し自分の会社を設立するとのこと。

僕たちも30代半ばになり、実力をつけ、自分の力を試したくなり独立を考えても決しておかしくはない年代なのかなと感慨深い気持ちになりました。

ゲノム技術について

僕たち酪農家はメスのホルスタインを妊娠させるために、選抜された種雄牛の精液を使用します。

以前は種雄牛を選抜するのに、後代検定といって候補種雄牛の精液を安価で酪農家に配布し、その生まれた娘牛の成績によって種雄牛の順位付けをしていました。

候補種雄牛(12か月齢から精液提供開始)をメス牛に人工授精し、生まれたメスが搾乳牛になるまで成績は出ませんから、候補種雄牛の成績は生まれてから4年は出ません。

順位付けされ、上位にランクインされた種雄牛が供用精液として広く酪農家に購入されます。

ゲノム(遺伝子)解析を行えば、精液供用開始前から種雄牛の能力を知ることができます。

ここ数年、特にアメリカで種雄牛のゲノム解析技術が相当進歩し、順位に入る前の若牛がゲノムヤングサイヤーとして高価に取引されるようになっています。

ゲノム解析による成績が、実際の娘牛の成績と遜色なく、信頼度が上がってきているためです。

メス牛にもゲノム解析は行われます。

ゲノム解析により優秀と判断されたメス牛は、優秀な卵胞を得るための採卵牛となり、その子供は沢山生まれるのになんとメス牛自身は生涯未経産の場合もあるとのこと。

最近のゲノム解析では、DPR(娘牛受胎率)、SCS(体細胞数)、PL(生産寿命)の信頼度が相当高くなってきているとのことなので、活用したいなと思いました。

この3形質は、以前では飼養環境の影響が大きいと言われていました。

今ももちろんそうですが、PL等が優秀な傾向にある牛というのは以前より高い信頼度で割り出せるようになったということです。

この辺の解説は正しいでしょうか。間違っていたらHIROTA氏、訂正のコメントお願いします。

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