想のかたち 土のかたち

このあたりもようやく本格的に雪が降り出しました。

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明日には積もりそうです。

12/10は毎年北大で開催されている、ヤマカワプログラム勉強会に参加しました。



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まずは山川氏の講演。

今回は特に住み分け、調和の話を強調されていたと思います。

まず、自然界の地表面から地中の状態ですが、大まかに地下10㎝までは分解層、それより下10~30㎝は合成層です。

実際には長い年月をかけて菌の層が何百、何千と積み重なってできたものです。

人間界では農業が行われていて、菌層が破壊されがちで、かつ畑には単一の作物が植えられています。自然ではあり得ないことなので、不調和による障害も起きやすくなります。出来るだけ自然界の地中の菌層に近づけ、あとはそれを壊さないようにするのが大事だということです。

また、堆肥を作るときも、原材料の有機物、米ぬか、焼き貝殻、土(微量)を堆積した後は切り返しはしません。

切り返しをしないことによって、菌が住み分けて(酸性・アルカリ性・好気・嫌気)それぞれが有機物を分解し、良い堆肥が出来上がるということです。

何事も調和の取れている自然界に人間が入り込み、不調和を起こしているなら、なるべく調和のとれる方向に持っていくのが大切だと気付かされました。

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その後今回は分科会形式で、堆肥班、緑肥班、水田班に分かれてヤマカワプログラムの実践者が意見交換しました。

最初どうなるのかなと思っていましたが、なかなか有意義な時間だったと思います。

僕も発言させられたのですが、人前で話すのがものすごく苦手な上、きわどい質問にも答えなければならなかったので冷や汗ものでした。

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この日、いつも色々教えていただいている幕別の普及員の船戸氏に頂いた写真です。

ヤマカワプログラムによるダイオウ(ギシギシ)の根の変化です。

右が実施区域ですが、地表に微細な根ができ、新しい根が細く横に伸びているのがわかりやすくとらえられています。

この牧草畑では2年後にはダイオウが消えたということです。

 今回は勉強会の後、懇親会にも参加し、実践者の方々と交流することができました。

以前、ヤマカワプログラムを実践した畑には鹿が侵入しなかったという記事を掲載しましたが、その理由がようやく納得できるものをいただけました。

鹿は山にあるものを食べるのをやめ、畑に植わっている作物を食べるため山から下りてきます。

ヤマP畑は自然に近い状態のため、鹿はそこにある作物を作物と認識せず他所に行ってしまうらしいです。

僕はこの説明ですごく納得できたのですが、どうでしょうか。

最後の山川氏の挨拶の言葉です。

「人はほかの動物と違い、独り立ちするまでに多大な時間を要する。

動物的に一番貧弱なはずの人間がどうして地球上で君臨することができたのか。

動物とは違い、人は”想い”を持っていて、そのパワーはとても力強い。

山川がここにこうしているのは、皆さんの想いの結果だ。

その想いを持って、これからの地球環境を良くしていってほしい」

的なことをおっしゃっており、とても共感できました。

今回もふらの山P研究会で参加したのですが、行きの車中で立命館大学の生命科学部の久保教授によるSOFIX(土壌肥沃度指標)の話題で盛り上がりました。

作物の成長は土壌中の微生物によるところが大きいということで、土壌中の微生物数などを診断してくれる指標です。

山P研究会としてもとても興味を持った内容なので、いづれ診断をお願いするだろうと思います。

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