ヤマアラシのジレンマ

今朝の乾乳舎の様子。寝ワラを交換したばかりで、とても気持ちよさそうです。

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昨日はふらの山P研究会の総会と勉強会がありました。

次期会長だというのに、遅刻という大失態をやらかしてしまいました。

大変申し訳ありませんでした。

勉強会は実践者の報告と、質疑応答、山川氏の解説という形式で行われました。

懇親会から、船戸氏も参加されました。

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船戸氏はこの春から道東の農協に転職し、玉ねぎ等の技術指導に当たるそうです。

普及所によっては「山P禁止令」も出ているらしく、俺は野に放たれた虎だと言っていました。

これまでの山P普及を含む功績が評価されて農協に推薦されたそうで、僕らとしても誇らしい気持ちです。

実は青年部で一緒に活動していた仲間が一人、今年から離農して転職することになっていて、そのお父さんが山P研究会員で、話をする機会がありました。

息子の作業効率を求める姿勢、父の自然が相手なのだから焦るなという気持ちが衝突し、話し合いの結果のようです。

山川氏も常々おっしゃっているように、農業は自然を相手にしているが収量もあげなければならず、自然との調和と業としての成果の折り合いをつけることが大切です。

今回はとても残念ですがよく話しあっての結論で、転職先もいいところに決まったんだと、ほっとしたような寂しいようななんとも言えない表情でおっしゃっていました。

 【勉強会】

気になった話を何点かあげておきます。

①堆肥が臭うということは、堆肥中の窒素を消費していることになる。何度も切り返して出来上がった現行の堆肥というのは、山Pが推奨している野積み放置堆肥に比べ、窒素分が低いのではないか。何度も切り返し、空気を入れ高温を保って作られる堆肥は好気性菌、高温を好む菌しか生息できず不調和が起こっている。

②牛の乳房炎について。
牛には胃が4つあり、それぞれ異なった菌群を住まわせている。乳房炎等の疾病が生じるということは、そのバランスに不調和が起こっているということだ。なるべく餌は自給し、バランスを崩さないようにするべき。

③細菌を死滅させる抗生物質は放線菌から生成されている。数十年前にある病院で抗生物質を連用したところ、SA(黄色ブドウ球菌)で耐性菌が出来、免疫力の低い方々が亡くなるという事故が起きた。SAは人間を含む動物の粘膜に生息している。抗生物質の連用による、菌の偏りが体内で起こった結果だ。

④圃場でカビなどの細菌類による問題が起こったとき、圃場では菌類の不調和(細菌類のみの増殖)が起こっている。細菌と拮抗する放線菌を増やすことが解決策だが、餌の昆虫類(キチン質)は殺虫剤で減少しているので、圃場に入るトラクターの倉庫にカニ殻を撒いてタイヤにつくようにしておけば、そのトラクターにより圃場の放線菌が増えやすくなる。乳房炎の原因菌は細菌なので、牛舎でも応用できそうだ。

⑤玉ねぎは苗の段階でその後の生育が大きく左右される。苗床を団粒化しておくことが重要で、12月ごろからビニールハウスの苗床に堆肥、光合成細菌の散布を何度か繰り返せば団粒化が可能だ。

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