瞬間、日誌、重ねて

乳牛の繁殖管理は、酪農業にとって非常に重要です。牛を妊娠させなければお産も減り、その分出荷乳量が減ったり、産まれる子牛が減るのは収入に影響するからです。
100頭以上いる乳牛の発情周期や妊娠などの繁殖状況を常に掴んでいる必要があります。
繁殖管理は今まで、牛舎に置いてあるノートや繁殖カレンダーという特殊なカレンダーを使ったり、スマートフォンの日記やメモを使って管理していました。

上の写真は繁殖カレンダーです。乳牛の発情周期は約21日です。日付のマスに書いてある番号がその日に授精した牛の番号、その真下に21日後が来るように出来ていて、不受胎の場合は再度発情を確認して授精することになります。
今までの管理方法では、僕以外の社員がなかなか状況を把握しにくいということで最近話題の酪農専門クラウドサービス「ファームノート」を試験的に導入することにしました。

授精などの作業を入力していくことによって、次の発情予定を知らせてくれ、写真のようにカレンダーで一覧を見ることもできます。

写真は見にくいですが、“ストーリー”といって誰が授精や治療、作業をしたのかを時系列で見ることも可能です。

スマートフォンでの入力も直感的で非常にやりやすいです。

作業員それぞれがIDを持って、各自のスマートフォンで入力出来て情報も共有できます。各牛の繁殖状況はもちろん、各社員がどういう作業をしているかも把握し易く、記録に残せるのも便利です。
まだ始めて一週間程度ですがとても素晴らしいサービスで、これからの酪農経営に大いに役立ってくれるだろうと感じています。(2ヶ月は無料で試すことができます)
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