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「だから壊すの。憎いから」

この数週間、積雪と激しい冷え込みを繰り返し辺りはすっかり冬景色になりました。

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鹿野牧場では12月初旬から分娩ラッシュで、一気に子牛が増えました。

最近はホル、黒毛共にメスが多く写真の子牛たちはすべてメスです。

今年の分娩予定は残り2頭。



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12/25、鹿野牧場のメンバーで恒例のクリスマスパーティーを実施。

また同じメンバーで年を越せそうなので、皆さんには本当に感謝しています。

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先月購入したNintendo Switciでカラオケをできるようにしたところ好評でした。

子供たちも気に入っていて、最近流行りの「鬼滅の刃」を披露していました。

田舎だと騒音を気にすることもないので快適です。

 

くうもクリスマスディナーがあたったので、喜びの映像をどうぞ。

もう一つ、くう得意の芸を貼って今年の鹿野牧場netを締めたいと思います。

一年間お付き合いいただきありがとうございました。  





今年も何とか無事に終えられたので、恒例になっている一年間の感想を記しておきます。

昨年はホルスタインを出荷し過ぎて出荷乳量を減らしてしまったので、今年一年間は修正に徹しました。

結果、牛群はかなり若返り出荷乳量も随分復活しました。

和牛の受精卵移植も継続して行いました。

年初から12/26までの分娩頭数は約55頭。内訳はホル♀13、黒毛和牛メス11、ホ♂11、黒♂11、F1(ホルと黒毛の交雑種)6。全体的にバランスよく生まれましたが、欲を言えばもう少しホル♀が欲しかったかな。

なかなか妊娠しないホルには和牛を授精します。その結果がF1出生数に出てくるので、ここをホルまたは和牛移植に回したいところ。今年のF1相場はかなり下落していましたし。

繁殖用黒毛和牛は14頭になりました。そろそろ飼養スペースが足りなくなってきそうなのでひとまず30頭を一つの目処として考えています。

一年前にコロナの影響は深刻的なことを書きましたが、各種助成や・関係各機関のおかげで需要がある程度喚起され、乳価、個体販売価格ともにそれほど下落することはありませんでした。

ただ、黒毛に関しては今は各機関にコロナ助成が入って相場が下がらずに済んでいますが、助成が終わった時に需要が戻らず相場が下がる懸念もあります。逆に、相場が下がったら大手飲食チェーンが和牛を大量に買い付けてフェアを行うとか、中国向けの輸出が急激に伸びているなどの話もあり、情報が錯綜している感じもあります。

どちらにせよ僕たち生産者は品質の良い生乳や個体を作っていくしかないと思っています。農協やホクレン、行政各機関も頑張ってくれていますので、何とか報いるように頑張っていきたいです。

経営収支に目を向けてみると、実は昨年度は赤字でしたが今年はこのままいけば何とか黒転しそうです。

飼料の取引先を変更したりとかなり思い切った改革をしました。その辺の影響もよい形で来年度の決算に出てくれれば幸いです。

さらに10年ほど前の大型投資の資金返済が来年度で終わるため資金繰りがかなり楽になるはず・・だったのに・・・

・・・この大型投資に含まれている自動給餌機のストッカーが相当ガタが来ているため、来年4月に更新することにしました。

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あまりいい写真ではありませんが、奥に写っている水色とシルバーの箱です。粗飼料を入れておいて自動給餌機に補給するための設備です。

結構いい値段がするんです。借金返済が終わったところでこの大型更新とは・・・神様はよく見ていらっしゃる。

搾乳も継続していくとなると必要な設備ですので仕方ないと割り切っていきます。

資金繰りの話も少々。

会社経営当初から毎年の資金返済が結構きつく、僕たち夫婦は借金アレルギー的な所がありました。会社の運転資金が不足しては個人資本を会社に短期貸付して乗り切るということをしてきましたが、以前から顧問税理士に資金調達をして手元資金を厚くしておくのも経営者の仕事だと何度も言われてきました。

というわけで、政策公庫のコロナ特別貸付を3年間無利子ということで、融資を受けてみることに。

税理士指導の下3期比較月次変動損益推移表を作成していたため融資可能かの判定が迅速にわかり、手続き自体も簡単ですぐに融資を受けられ、手元資金を確保することができました。

今回の事が実績となるそうなので、今後資金が必要な場合には銀行や公庫からの融資を受けられる道筋ができたと考えています。
(農協からも借りられるのですが、審査が甘いのはともかく金利が高いのです。)

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北海道、富良野管内
逃げちゃだめだ逃げちゃだめだニゲチャダメダ。

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