ぬくもりを、牛に

先週末、ショッピングセンター内には早くもクリスマスツリーが飾られていました。

M浦君の推薦絵本です。
冨田美穂著「おかあさん牛からのおくりもの」です。

著者は北海道で酪農従業員をしながら木版・絵画を作成しているらしく、牛の特徴が非常に良く表現されています。
畜産業の事がわかりやすく説明されており、酪農入門書としては最適です。

以前紹介したカーフウォーマー。
産まれたばかりの子牛はタオルでよく拭くようにしていますが、完全に乾ききるまでは時間がかかります。
特に冬場は子牛の体温も奪われやすいです。
カーフウォーマーはボックス内に温風が入るようになっており、拭いた子牛を2時間ほど入れて蓋をしておきます。

こちらはお母さん牛。お産後の食欲も良好で一安心です。
バケットミルカーという搾乳機器で初乳を搾ります。

2時間後、カーフウォーマーを開けるとよく乾いた子牛が丸まって寝ていました。
初乳を与えると4リットルほど飲みました。
以前は生乾きの状態で初乳を与えても、飲んでいる途中で震えだし2リットルほどで飲むのをやめることもありました。
初乳の摂取は子牛時期の生育のみならず牛の一生を左右するので効果は絶大だなと感じました。
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